沼部駅、駅前の様子です
 沼部駅前の風景
桜坂、至近!コンパクトでかわいい駅、沼部駅(ぬまべえき)を紹介します。
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沼部駅の歴史

 
【沼部駅。小さな駅です。】

沼部駅の歴史は、結構古いです。(以下、沼部駅の近くの、どこかの「歴史紹介」みたいな看板を見て、覚えている範囲内でご紹介させてもらいますが、若干の差異はご勘弁ください。)はるか昔、田園調布一帯には、大きな「沼」があって、現在の沼部駅のほうを「上沼部村」、田園調布のほうを「下沼部村」と呼ばれていたそうです。

数十年前に完成した丸子橋も、あまり信頼のできない先輩の酒の上での話によると、かの有名なマルコポーロが東方見聞録の時代に渡って依頼、誰言うことなく「マルコ橋」と呼ばれるようになった、とか・・・。玉石混合しながらも、東急多摩川駅のあたりは、古墳があったり、古い名勝旧跡がありますから、きっと、古いのだと思います。私のアパートの築年数も、そんじょうそこいらの若いもんには負けませんが、この周辺の歴史は、実にたいしたもんです。

 


 



そこで、歴史について、少しご紹介

 
【沼部駅、手前からの風景】

 沼部という地名は、その昔、田園調布一帯が、大きな沼地で、上沼部村、下沼部村、というように、沼の近くの場所という意味の地名があったそうです。今では、大田区沼部・・・という地名も、ないのですが、駅の名前を決めるときに、そうだ、沼部にしよう・・・と、決めたのだと思います。駅の近くには、お寺があります。桜の季節には、たいそう見事な桜が咲きます。旧中原街道を、桜坂のほうにあがっていけば、桜坂の桜並木に出会うことができますが、沼部駅周辺の桜のほうが、梅の木も仲間入りして、春色のかぜを、その香りから楽しむことができます。

 沼部駅のすぐ近くには、小川が流れています。小川の小道、と、勝手に呼んでいますが、もともとは、六郷用水という用水路が、流れていました。大田区と、住民の協力のもとに、今では、立派な散歩道が作られています。大田区は、江戸時代初期には、六郷領、と呼ばれていたそうで、この地域への灌漑用水の提供を目的として、徳川家康の新田開発の一環として作られたそうです。地名としては、田園調布のほうが、沼部よりも有名ですが、沼部のほうが、実は歴史があるのかもしれません。機会があったら、ぜひ、調べてみてください。(^^;)

蒲田駅方面であれば、桜坂から駆け下りても、踏み切りの警報機の音で、一陣の風のように坂を転がり落ちれば間に合うのですが、乗るべき電車が多摩川方面であれば、踏み切りの音がしてからでは、残念ながら手遅れです。右上の写真は、蒲田方面の乗り場です。

 


 



沼部駅の醍醐味

 
【向こうに、新幹線の高架橋が見えます】

沼部駅の醍醐味といえば、その、一見して何も無いかの用に見えますが、コンビニが二つあり、ちょっとした飲み屋さんも備え、和菓子屋さんや、せんべい屋さんなどもある、「なんとなく落ち着く駅」というところでしょうか。

上にも書きましたが、踏み切りをはさんで、蒲田駅方面と多摩川駅方面が別のホームですので、朝など、踏み切りの音で電車の来たことが分かるため、遠くから踏み切りの警報音を聞いて、走って間に合うことがあります。でも、このあたりは、信号は小さいのになかなか変わらず、朝に限って車の通りも少なくないので、くれぐれも注意してください。

さらに、もうひとつの特徴として、この駅の上を、東海道新幹線が通過します。ゆくゆくは、新幹線の停車駅の一つとして、成長を遂げていくことは必定(?)ですが、それは、多摩川駅にデパートができた後(?)になると思われます。六本木ヒルズにならって、『沼部ヒルズ』とか、商業設備ができたらなあ・・・と思う一方、『沼』と『ヒル』では、ちょっとイメージ悪いからそこらへんは何か良いアイデアは無いものかと、たぬきは勝手な皮算用をはじめています。

 


 



桜坂へ続く、旧中原街道の風景

 
【沼部駅から、桜坂への道】

沼部駅は、桜坂に一番近い、電車の駅です。桜坂は、右の写真の真ん中に見える、赤い橋が架かっているあたりです。ひとたび桜の季節になると、若者たちが桜の樹々の下に集い、蝶の舞いが春色の風を誘い、周囲をやさしくつつみこみます。

沼部駅から、桜坂への一本道は、旧中原街道と呼ばれています。現在の中原街道は、丸子橋を通って川崎へつながるため、地図で見ると、若干、曲がっています。中原街道は、もともとは、この桜坂を通って、沼部駅前を抜けて、多摩川を「丸子の渡し舟」に乗って渡り、川崎へと通じていたそうです。

桜坂のあたりは、江戸時代には「沼部の大阪(急な坂)」といわれていて、荷物を押して上るのにも大変な坂が合ったそうですが、江戸時代のどこかで、「切り通し」という、坂の真ん中を掘って通り抜けるようにした形跡が見られます。その両脇に植えた桜が、現在は数も減りましたが、当時のにぎやかな街道の面影を残してくれています。(・・・記述に、ちょっと誤りがあったら、ごめんなさい。その辺の資料は、どうぞ、沼部駅徒歩5分の、大田図書館へお立ち寄りください。^^;)

 


 



六郷用水路の跡 

 
【六郷用水路の様子】

それでは、沼部駅の良い点を、まとめて見ます。
沼部駅は:

 ・薬のセイジョーのお姉さんが綺麗。
 ・新幹線の通過駅で、将来性は未知数。
 ・せんべい屋さんのおばさんが気さくな感じで良い。

多摩川駅から、沼部駅への散歩コースには、六郷用水路跡の清流(?)があります。江戸時代には、多摩川の豊かな水の恵みを運び、農作物の収穫をもたらしたといわれています。用水路をのぞきこむと、ゆったりと、錦鯉が泳いでいます。桜の季節には、沿道の桜の木々が、笑顔をほころばせます。自由が丘や田園調布ほどの「華やかさ」はありませんが、比較的地味な東急多摩川線の路傍に、人知れず咲いている小さな花のようなイメージの駅です。

 


 



錦鯉たち 

 
【六郷用水路の錦鯉たち】

沼部駅近く、六郷用水路の錦鯉たちは、じつに色とりどりです。冬の寒いにもかかわらず、泳いでいます。よくも、まあ、この寒いのに、殊勝な心がけだなあと思いながらも、近づくと、餌をほしがっているのかどうかわかりませんが、集まってきます。

水の透明度は、意外と高くて、流れものんびりと緩やかです。桜の季節は、桜の花びらが、水面にゆれ落ちる様子が楽しめます。落下流水の情、とでも申しましょうか。散る花びらは、水の流れに浮かび、流れる水は、散る花びらを浮かべます。浮かび浮かべた花と水、何処へ流れてゆくのでしょうか・・・。恋の行方は、鯉たちだけが知っているのかもしれません。(なんだか、このページは、歯が浮く台詞が多すぎるような気が・・・^^;)

 


 



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